5日、ドイツ・ミュンヘンで、フランスのピアニストが空中コンサートを開催した。クレーンで吊られたピアノで、宙吊りの状態で演奏したピアニスト。四季や寒暖、雨風がインスピレーションとなり、移りゆく季節を表現しているという。

ピアノが宙に浮かぶ

寒空に響く、美しいピアノの調べ。

この記事の画像(11枚)

5日、ドイツのミュンヘンで行われた「野外コンサート」だ。といっても、普通のコンサートではなかった。

観客が見上げる先に、ピアノが浮かんでいる。フランスのピアニストが、空中コンサートを行っていたのだ。

グランドピアノをクレーンで引き上げたうえで、宙づりのまま演奏するというスタイルだった。

大空がステージということも相まって、毛布にくるまって聞き入る観客たちは、その雰囲気と音に酔いしれている。

移りゆく季節を表現

なぜ、ぶらさがってまで演奏しようと思ったのだろうか。

ピアニストによると、「移りゆく季節を表現している」とのことだ。春夏秋冬、暑さ寒さ、雨や風などが演奏時のインスピレーションを刺激するという。

この日の気温は6度。冬至から夏至までの182日間、毎日夜明け前の時間に、空中コンサートを行うそうだ。
(「イット!」 2月6日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(11枚)