本格的な受験シーズンを迎えているが、インフルエンザが猛威を振るっていて、感染に注意が必要だ。

本格的な受験シーズンに入る中、受験生が体調を気にかけている。先週から検温を再開した学習塾もある。

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中学3年の受験生:
マスク着用を心がけています

学習塾の塾長:
ここで実力を発揮していただくためにも、感染とかに注意していただきたい

愛知県の大村知事は2月1日の会見で、新型コロナウイルスの感染者が県内の1日当たりの推計で5000人を超え「第10波」に入ったと話した。

注意が必要なのはコロナだけではない。

大村秀章愛知県知事:
4年ぶりに流行しておりまして、昨年11月にインフルエンザ警報を発令いたしました。3週連続で増加しております

例年、冬に猛威を振るうインフルエンザだ。愛知県では今シーズン、増加傾向にある。1月22日から28日に確認された患者は4812人で、前の週と比べると400人近く増加していて、前のシーズンよりも大幅に増えている。

2日、名古屋市南区のクリニック「はざま医院」では、せきや鼻水、発熱といったインフルエンザが疑われる患者が、次々と診察に訪れていた。

30代女性:
火曜ぐらいから喉が腫れているのと、せき、鼻水で、熱もちょっと

3日前からのどが腫れ始めこの日の朝、微熱が出たという女性に話を聞いた。

30代女性:
(インフルエンザの予防接種は)今年打ってなかったんですよ。家帰ったら手洗いはするようにはしています

インフルエンザと新型コロナの抗原検査の結果、新型コロナに感染していたことがわかったが、このクリニックでは今シーズン、多い日にはインフルエンザの感染が1日で5人ほど確認され、最近特に感染する人が増えているという。

はざま医院の伊藤伸介医師:
例年でしたらインフルエンザは1カ月から1カ月半でだいたい終焉していきますけど、今年は9月下旬ぐらいから始まって、4カ月経っても終焉するどころか、まだ多い状態が続いていますね

コロナ禍に流行しなかったことから、インフルエンザの免疫を持っている人が少なく、高止まりの状態が続いているという。

はざま医院の伊藤医師は予防接種を勧めている。

はざま医院の伊藤伸介医師:
今2月でしょ。(例年なら)「今さら打っても」ってことになりますけど、今年はまだまだ流行続いていますので、今からでもお打ちになったらどうでしょうか

(東海テレビ)

東海テレビ
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