1月2日、羽田空港で航空機の衝突炎上事故が発生。
日本航空機の乗客乗員が助かった一方、預けたペット2匹が犠牲となり議論となっている。
自身もペットを飼っているという芸能人もSNSに「ケージに入れて機内に持ち込めることを許してほしい。生きている命をモノとして扱うことが私にはどうしても解せない」と自らの思いを投稿。
こうした意見にネットでは賛同の声があがる一方、「私にとってはペットは家族ですが、ペットが苦手な人も大勢いる」「避難時は機内に置いていくことがルール。他の乗客が亡くなることがおおいにあり得る」などの声も上がっている。
"スターフライヤー" 国内線全便でペット同伴が可能に
しかし、海外では座席にペットを持ち込める航空会社も。
アメリカのデルタ航空では、ペットの大きさなど条件付きで座席に持ち込みが可能となっている。
さらに今回の航空衝突炎上事故を受け、1月15日からスターフライヤーが国内線・全便ペット同伴サービスを開始した。
料金は1匹5万円で、ケージのサイズなどのいくつかの条件を満たすと、隣の席に乗せられるということだ。

航空機衝突事故をきっかけに改めて注目されるペットとの移動。
北海道でペットと移動するには、どのような対策や条件があるのだろうか。
飛行機移動の場合

日本航空によると、預かったペットは、獣医師の指導のもと安全に配慮し貨物室に預けられる。
直前まで空調が効いた部屋で預かり、貨物室に乗せるときは、ケージが動かないように固定するが、飛行時に貨物室内が暗くなり、大きなエンジン音が響き、気圧も変わるなど、普段の違う環境になることから、同意書へのサインを求める。
預けられる動物は、イヌやネコ、ウサギ、ワシなど。
条件を満たすと、貨物として預けられる。
料金は、4400円~6600円。重さは最大32キロまでだ。
バスは?
北海道中央バスによると、ペット同伴の乗車は可能だが、専用ケース等に全身を収納できることが条件。

しかし、高速バスには持ち込みが出来ないという。
JR線・新幹線の場合

JR北海道もペット同伴は可能。
専用ケース(3辺の合計が120センチ以内・重さ10キロ以内)に全身を収納。さらにペットカードと手回り品切符を290円で購入し、取り付けることが条件となっている。
フェリーでは?

フェリー(商船三井さんふらわあ)では、客室にペットを入れられず、ペットルームに預けて、日中に様子を見るという条件付きの対応を取っている。
しかし、ペットとともに寝泊りできるプランもあるようだ。

とても贅沢なペット同伴のプランが利用可能だ。
ウィズペットルームというペットと一緒に泊まれる客室があり、ドッグランも無料で利用できる。
このように各交通機関によって、さまざまな制約や選択肢があるようだ。