総理大臣が国会開会の冒頭に、自らの政治方針や重要課題を表明する演説を「所信表明演説」という。特に1月の通常国会の冒頭に行う演説については、1年の方針を示す演説として「施政方針演説」と呼ばれる。
国会は、総理の「施政方針演説」(通常国会)「所信表明演説」(臨時国会・特別国会)を受けて与野党の代表者が「代表質問」を行うことから始まる。
歴代の総理大臣は、演説のヤマ場に先人の言葉や歴史の逸話を引用することが通例となっている。岸田首相は就任後初めての施政方針演説(2022年通常国会)では、幕末に江戸城を無血開城に導いた勝海舟の言葉を引用して、改革を行う姿勢を強調した。
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