猿のやりたい放題
バンコク支局の河井です。
ここタイのロッブリーでは、観光客が減ったことにより、サルが大量に町の中に出てきてしまっています。店や住居、学校などに我が物顔で侵入し、食べ物を取るなどやりたい放題。ここ数年で3000匹以上にも急増し、餌が不足した事が直接の原因ですが、新型コロナで、餌を与える観光客がいなくなり、被害が拡大しています。

神に感謝しながら頂く捧げもの
イスタンブール清水です。
月末に始まるイスラム教の犠牲祭を前に、神への捧げものとなる動物の販売が始まりました。こちらの牛は、日本円で1頭30万円ほどです。捧げものの肉は、貧しい人や家族、親族と分け合って神に感謝しながら食べます。犠牲祭の期間は5連休で、大規模な帰省ラッシュが発生するため、コロナ感染が再び拡大する恐れもあります。

人が戻ったビーチ
パリの石井です。
フランスでは、9割近い人たちが国内でバカンスを過ごすと答えていて、自由を愛するフランスの人たちも旅行先の選び方には慎重です。最も人気なのは海岸沿いの地域で、ビーチでは普段の夏と変わらぬ光景も見られます。厳しい外出規制が緩和されて初めてのバカンス、いまだ緊張感の続く日常との狭間で揺れる人々の姿が印象的です。

川のレジャーが人気
ワシントンの瀬島です。
連日、真夏日が続く中、首都ワシントンは公共プールの再開延期を決定、代わりに人気を集めているのがこちら、カヌーやカヤックを使った川のレジャーです。他人との接触が少なく、操作は初心者でも簡単。レンタルで気軽に楽しめます。カヤックの売り上げは全米で去年の同時期に比べ8割増え、夏の遊び方にも変化が生まれています。

エンパイアステートビルも再開
ニューヨーク上野です
感染の再拡大に歯止めがかからないアメリカですが、ここニューヨークは、新規感染者が100人を切る日も出るなど、落ち着いてきました。ニューヨークを象徴する観光名所の一つ、エンパイアステートビルの展望デッキも20日以降予約制で再開します。夏休みシーズンを迎え、ニューヨークは、慎重に経済活動の再開を進めています。

未だマスク論争続く
ロサンゼルスの益野です。
新規感染者が一日6万人以上と、日本とケタ違いに多いアメリカで未だにマスク論争です。カリフォルニア州でも、学校再開にマスクは必要ないとする自治体があったり、店でマスクをするよう注意された客が逆上して暴れるなどの出来事が繰り返し起きています。考え方や価値観の違いは、コロナ収束の大きな壁になっています。

ビアロードが大好評
ロンドンの立石です。
こちらの車道、ずらりとテーブルが並べられパブとして利用されています。パブは今月から営業が再開しましたが、店内が密になるのを避けるため、ロンドン市が車の行き来をとめて店側に利用許可を与えたんです。ビヤホールならぬビヤロードはお客さんたちにも大好評。イギリスの伝統文化であるパブを守ろうと様々な対策がとられています。

コスプレにもマスク
上海の城戸です。
コスプレの人達もマスク姿です。こちらでは漫画やゲームの大規模な展覧会が開かれています。
こちら人気のコーナーでは大行列が出来て人が密集し、中にはマスクをしていない人も見受けられます。会場では一定の感染対策は求められていますが、中国ではこのような大イベントはある程度開いても大丈夫だとそのような自信が出てきているように感じます。

省をまたぐ団体旅行を解禁
北京の岩佐です。
ここ首都国際空港にも観光客の姿が戻ってきています。中国政府は15日から省をまたぐ団体旅行を解禁。航空券とホテルのセット販売も可能になりました。卸売市場で集団感染が発生していた北京ですが、徹底した封じ込め策にも成功。夏休みに向け、中国国内の人の動きや観光がさらに復活していきそうです。

解放感にあふれるロシア
モスクワの関根です。
13日から屋外でのマスクと手袋の着用義務が解除されました。当局はマスクを着けた方が安全だ、とも呼びかけていますが、元々、屋外でマスクを着ける文化がないロシア人は解放感にあふれ、マスクを着けている人は、ほとんどいません。ロシアの感染者は今も毎日6000人以上、増え続けています。一度、緩んだ意識を高めることは難しく、感染者が再び拡大するかもしれません。

「脱日本」の難しさ
ソウルの熱海です。
韓国では13日以降、海外からの感染者が急増し全体の70%以上を占めています。入国する人は2週間隔離が原則ですが、半導体製造機器のメンテナンスなどを行う日本の技術者は特例で隔離無しの入国が認められています。日本製品の不買が今も続く中、韓国が官民挙げて進める「脱日本」の難しさが、コロナ対策でも浮き彫りになっています。

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【取材:FNN海外特派員取材班】
【世界の感染者数:ジョンズホプキンズ調べ】