福島県内で“百日ぜき”の患者数が過去最多を更新し、流行が続いている。

福島県によると、6月9日~15日の1週間で、県内での“百日ぜき”報告数は51人と、前の週から2人増え、2週連続で過去最多を更新した。
“百日ぜき”は、百日咳菌の感染によって特有のけいれん性の激しい咳発作を起こす急性の気道感染症で、乳幼児が感染すると重症化するおそれがある。
県内で2025年に入ってからの累計の報告数は325人で、現在の方法で統計を取り始めた2018年以降、最も多かった年の1年間の数(2019年:283人)をすでに上回っている。

また、全国での6月2日~8日の報告数は3,044と初めて3,000人を超え、全国規模での流行が続いている状況。

また、県内では、伝染性紅斑(リンゴ病)についても依然として警報レベルが続いていて、県は手洗いやマスクの着用など基本的な感染予防の徹底を呼びかけている。

福島テレビ
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