年末年始を熊本で過ごした人たちのUターンラッシュが鉄道などでピークを迎えている。
その一方で、1月2日に羽田空港で起きた事故の影響で、熊本空港でも欠航が相次いだが、大きな混乱は見られなかった。
「予定が…」熊本空港でも欠航など相次ぐ
1月2日午後、羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故の影響で、午後9時の熊本空港では、飛行機が欠航となり、多くの人が今後の対応を確認しようとカウンターに並んでいた。

熊本空港によると、この事故の影響で1月2日は熊本と羽田を結ぶ8便が欠航し、2便が熊本に引き返したということだ。

引き返した便の乗客は「4日までは全部埋まっているので5日の飛行機を取る感じ。予定が色々あったので、それをどうするか…」と突然の事態に困惑した様子だった。
一夜明け2便が欠航も大きな混乱なく
また、一夜明けて3日は熊本と羽田を結ぶ全日空の2便が欠航。
全日空はほかの便への振り替えカウンターを設置し対応した。

乗る予定の便が欠航した人は「(仕事が)明日からです。今日中(の移動)は無理ですね」と話す。

空港によると、大きな混乱はみられないということだ。
鉄道は3日がピーク 別れ惜しむ姿も
一方、Uターンラッシュがピークを迎えているJR熊本駅では、羽田空港での航空機事故の影響はほとんどなく、落ち着いた様子だった。

熊本駅では年末年始を熊本で過ごした帰省客が見送りに来た家族などとの別れを惜しんでいた。
大阪へ戻る客:姪っ子にも会えたのでよかったです。かわいいですね
長崎へ戻る客:いとこと遊んだりコマを回したりした。楽しかった

見送りに来た人も「とても賑やかに楽しく過ごせました。ちょっとお別れは寂しい」と、親族が集まりにぎやかだった年末年始を惜しんでいる様子だった。

JR九州によると、熊本駅のUターンラッシュは1月3日がピークで一部の新大阪行き自由席の乗車率は100%を超えている。
また、空の便については熊本空港を出発するほとんどの便が満席で、Uターンラッシュは1月8日ごろまで続く見込みだ。