11月、長崎・佐世保市の警察署に、セキセイインコが落とし物として届けられた。
警察庁によると、動物の落とし物は2022年までの4年間で10万匹を超えたという。
中には、飼い主が電話をした時には殺処分されていたケースもあった。

生きた落とし物が増加

セキセイインコがいるのは、長崎・佐世保市の警察署。
11月に落とし物として届けられた。

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職員が毎日エサをやり、保護している。職員は「(鳥は)あまり得意ではないが、落とし物として対応しないといけない」と話している。

警察庁によると、動物の落とし物は2022年までの4年間で10万匹を超えたという。

そんな中、問題も発生していた。

仲良く水浴びをする、2頭のマイクロブタ。宮崎県でペットとして飼われていたが9月、倉庫から脱走したため、飼い主は警察などに連絡した。

ところが、飼い主が電話をした時には、殺処分されていたことがわかったのだ。

脱走したマイクロブタの飼い主は「私の戸締まりの仕方でブタが逃げたのは本当に私の責任。でも、あまりにも処分が早すぎる、警察の判断が…」と話している。

耳には、マイクロチップが埋め込まれていた。

豚熱が発生していた

それでも処分された理由は、何だったのだろうか。

警察は「個別の事案には答えられない」とコメント。はっきりとした理由はわからないが、2頭が殺処分された1週間ほど前、佐賀県でブタの伝染病、豚熱が発生していた。

2023年は動物が脱走したニュースが多い1年だが、保護する警察にとっても悩ましい状況が続いている。
(「イット!」 12月14日放送より)

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