1月8日は成人の日。
週末にかけて北海道内各地で二十歳の集いが行われた。
コロナの制限解除後初めての式典で、話題の会場も登場し、新たな門出を祝った。
約4万6000人の若者が臨んだ二十歳の集い

北海道内各地で約4万6000人の若者が臨んだ二十歳の集い。
2024年はコロナの制限解除後で初めての式典が行われた。
2023年、札幌市では10区のうち半分が式典を2回に分けて30分以内に短縮していたが、2024年は西区を除き、1度に開催。通常のスタイルに近づいた。
「すごい久しぶりに会えてうれしい気持ちです」(参加者)
「コロナで会えてなかった人とも久々に会えてうれしい」(参加者)
札幌市中央区の「キタラ」で行われた二十歳の集いでは、札幌交響楽団の荘厳な演奏で若者の門出を祝った。

「20年間育ててくれてありがとうございます」(参加者)
「ひとり親なんですけど、育ててくれてありがとうございます」(参加者)
中には、親への感謝の言葉を口にする参加者もいた。

一方、北海道北広島市では2023年、市内で開業し話題となったあの場所が会場になった。
エスコンフィールド北海道で開催
ファイターズの本拠地、エスコンフィールド北海道が初めて式典の会場になり、492人が参加。

「最高です。野球好きなのでうれしいです」(参加者)
「すごくうれしく思いますし、より一層ここでプレーしたいなっていう思いがどんどん強まって
いる」(ソフトバンクホークス 2021年ドラフト3位 木村大成選手 北広島市出身)
メークやヘアスタイルのポイントは
会場には華やかな衣装やキラキラするメークで臨んでいる、いまどきの若者がたくさん。ポイントを聞いてみた。

「そうですね。色んな子が頭にキラキラをつけています。(メイクと着付けに)1時間30分くらいかかりました」(参加者)
「(メークのポイントは)キラキラを多くのせることですかね。かわいくなるんですよ。涙袋大きく見えてかわいく見えるんですよ」(参加者)

衣装にも色々なこだわりが。
「おばあちゃんが私が18歳の時に買ってくれて。もう亡くなってしまったんですけれど、きょう着てきました。(天国で)見てほしいです」(参加者)
「人と違うほうがいいかなと思ってスーツにしてみました。テーマ?とりあえずかっこよく」(参加者)
また式典では北海道日本ハムファイターズの伊藤大海選手、清宮幸太郎選手からお祝いのサプライズメッセージが送られた。
ファイターズガールたちもダンスで祝福した。

そして式典後はVIP専用のラウンジで開かれたアフターパーティーで軽食の時間も楽しんだ。
「私も感激している。このボールパークができて、誇れる場所になったということで、挑戦することが大事。これから一層チャレンジをしていただきたいなと思います」(北広島市 上野 正三市長)
参加者には北広島市が誇る特別な会場で一生の思い出ができたようだった。
「23歳の皆さん、本日はようこそ出席いただきました。一段と大人になったみなさんが一堂に会し再会を喜び合う姿を見て、大変うれしい気持ちでいっぱいです」(函館市 大泉 潤市長)
コロナ禍乗り越え 「23歳の集い」も
一方、1月6日函館市で開かれたのは20歳ではなく「23歳の集い」。

3年前、新型コロナの影響で式典が中止になった若者のために企画された。
「成人式は参加できないと残念に思っていたが、こうして晴れ着を着て参加できうれしく思います」(参加者)
すっかり大人になった23歳の約200人は、改めて人生の門出をともに喜びあった。
「理想の大人像」は
最後に、20歳を迎えた若者に「理想の大人像」を聞いた。

「看護学生として過ごしている。多くの命を救いたい」
「多くの人に幸せとか感謝を伝えることをもっとしっかりとする」
「小さい時からの仲間を大切にできる大人になりたい」
「来年から洋服店を東京で持つ。それを成功させたい」
「ちゃんと仕事を頑張って親孝行したい」
「お母さんみたいな大人になりたい」