妻を殺害した疑いで現職の長野県議会議員だった丸山大輔被告が逮捕されてから11月28日で1年。関係者によると、早ければ年内にも公判前整理手続きが始まり、年明け以降に、裁判員裁判が行われる見通しだという。
酒蔵兼自宅で妻を殺害か
「(犯人が)早く出てきて、自分から出てくれればそれに越したことはないなと。何かどこかでバチでも当たれ、と思いますけど」(2022年9月取材)
妻が殺害されてから1年たったときのインタビューでこう答えていた丸山大輔被告(49)。

当時は、現職の県議会議員だったが、1年前の11月28日、妻を殺害した疑いで逮捕され、その後、起訴された。
起訴状などによると、丸山被告は、2021年9月29日の午前1時44分から3時4分ごろの間に、塩尻市の酒蔵兼自宅で妻の希美さん(当時47)の首を何らかの方法で圧迫し殺害したとされている。

女性関係や会社経営めぐりトラブルか
丸山被告は当初、「当日は長野市の議員会館にいた」と容疑を否認していた。
しかし、警察の調べでは被告の車が深夜に自宅周辺まで移動していた様子が複数の防犯カメラなどで確認されたという。
警察は夫婦の間に女性関係や酒造会社の経営をめぐってトラブルがあった可能性があるとみて捜査を進めていた。

初公判は年明け以降の見通し
逮捕から1年。丸山被告は、弁護人からの問いかけには、はっきりと応じているという。
ただ、弁護人は、事件についてどのような話をしているかや、裁判での方針については「コメントを控える」としている。
関係者によると、早ければ年内にも公判前整理手続きが始まり、2024年、裁判員裁判が開かれる見通しだという。

(長野放送)