ロシア南部の住宅地で25日、親子の目の前で10階建ての集合住宅が爆発する瞬間が撮影された。周囲にがれきが飛び散る中、この事故で子どもを含む7人が死亡、15人が負傷した。

現在、原因を巡って刑事捜査が進められているという。

親子の目の前で住宅爆発

ロシア南部のサラトフ州で25日午前11時10分過ぎ、住宅の外でボール遊びを楽しむ親子とみられる2人の姿。

この記事の画像(15枚)

直後、親子は目を疑う衝撃の瞬間を目にすることになる。

突然、背後の建物が大爆発したのだ。

建物が大爆発し地上に降り注ぐがれき
建物が大爆発し地上に降り注ぐがれき

爆発音とともに、勢いよくがれきが吹き飛び、一瞬にして辺り一面を白い煙が包んだ。

近くにいた人たちは一目散にその場を離れ、建物内に避難する姿もみられた。

爆発が起きたのは、10階建て集合住宅の8階部分だった。建物の一部は倒壊して跡形もなくなり、柱などがむき出しになっていた。

この爆発により、子どもを含む7人が死亡し、15人がけがをしたという。

ガス爆発?警察は刑事事件として捜査

一体、住宅でなぜ爆発が起きたのか。原因は家庭用ガスとみられ、何らかの原因で爆発したと推測されている。

事故後の捜査に追われる警察
事故後の捜査に追われる警察

しかし、捜査当局は使われていたガスが安全基準を満たしていないとみて、刑事事件として捜査中だ。

現在、建物の住民たちは避難所などで生活をしているという。
(「イット!」 7月28日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(15枚)