ユニクロがイギリスの人気ブランド「ANYA HINDMARCH」とコラボした商品を展開。販売初日の23日は開店前から長蛇の行列ができ、開店後の店内は多くの客が殺到した。

「走らないで」アナウンスも空しく…

神奈川・相模原市にあるユニクロの店内で撮影された映像に映っているのは、レジが見えないほどの長い行列。店内はごった返し、手を伸ばして商品を手に取る客の姿が見られた。

行われていたのは、イギリスのブランドとの“コラボ”。

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レジまで続く長い行列の写真を撮影した人は、「店員さんが『走らないで』とかアナウンスしていたけれど、みんな走って…(買い物客は)すごく殺気立ったような状況で、棚に手を伸ばして必死な表情でした」と話す。

ユニクロが展開していたのは、イギリスのブランド「ANYA HINDMARCH」とのコラボ。

“目のモチーフ”が特徴的で、10万円超のバッグなども販売しているこのブランドが、コラボ商品になると安く手に入るとのことで、各地で買い求める人の姿が見られたのだ。

さらに23日は、「ちいかわ」と「サンリオ」のコラボ商品の販売や、「ユニクロ感謝祭」の初日でもあったことから、いたるところで行列が見られた。

24日、改めて銀座にある店舗を訪れてみると、午前8時から配られる整理券目当てに店の前で待機していたという60代の男性の姿があった。

お目当てはコラボ商品であるカシミヤハイネックセーターだったそうだが、「『カシミヤ完売です』って言われてしまいました」と残念そうな表情だった。

この店舗では、開店前には行列もできたものの、整理券のおかげもあり混雑は見られなかった。
無事に購入できたという40代の女性は、「今日朝イチで来ました。(全部で)3万円以上。これだけを目指して来ました!」とうれしそうに話した。

正規の2倍の値段で“転売”も

人気の一方で、こんな事態も起きている。

フリマサイトには、今回のコラボ商品が数多く出品され、中には正規価格1万2900円の2倍以上の値段がついているものもあり、既に購入済みになっているものも見られた。

反響の大きかった「ANYA HINDMARCH」とのコラボ商品。
ユニクロは11月29日から12月3日の間、オンラインストアでのみ予約販売を受け付けるとして、FNNの取材に対し「ご購入希望の全てのお客さまに商品をお届けしたいと思っております」と話している。
(「イット!」11月24日放送分より)