山形・鶴岡市の小学生が授業の一環で栽培した在来作物の「温海カブ」を収穫し、漬け込み作業を体験した。
産地の温海カブは不作だったが…
鶴岡市の鼠ヶ関小学校では地域への理解を深めようと、毎年4年生が総合的な学習の時間を活用し、在来作物の「温海カブ」を栽培している。
この記事の画像(12枚)11月20日は子どもたち9人が、9月に焼き畑をして種をまいた学校裏の畑で、十分に育ち赤く色づいたカブを丁寧に収穫した。
畑には先週、野生のサルが出没しカブを食べて荒らされたが、その後ネットを掛けて保護した。2023年は猛暑の影響で産地の温海カブは不作だったが、子どもたちの畑では全体に小ぶりながらきちんと育ったそう。
収穫したカブは「甘酢漬け」に
子どもたちは収穫した約25kgのカブをきれいに洗った後、校内の調理室で均等な大きさに切り、漬け込み作業を行った。
砂糖に酢・焼酎などを加えた「甘酢漬け」で、大きなビニール袋にカブと調味料を入れ均等になるようもんでいくと、袋の中は鮮やかな赤に染まった。
児童たちが「こんなにいっぱい採れるとは思わなかった」「おいしくできたら良いと思います」と話すこのカブは、10日ほど漬け込まれ給食の時間に全校児童で味わうという。
(さくらんぼテレビ)
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