春の高校バレー山形県代表決定戦・男子は10月22日の激戦の結果、山形中央が優勝し、全国のオレンジコート行きの切符を手にした。

2年間県内で“負けなし”の山形中央

男子の決勝は、9年ぶりの優勝を目指す第2シードの山形城北と、3連覇をねらう第1シードの山形中央の対戦。6月の県高校総体と同じ決勝カードとなった。

この記事の画像(6枚)

第1セット、序盤リードしたのは山形中央。キャプテンで1年生からレギュラーのミドルブロッカー・笹金蒼也が流れを作る。

山形城北・佐藤純大
山形城北・佐藤純大

対する山形城北でひと際光ったのが、1年生の佐藤純大。185cmの期待のスパイカーが4年ぶりの大歓声を受け、フレッシュに躍動する。

山形中央・若井優人
山形中央・若井優人

競った展開から抜け出したのは、ここ2年間県内で負けていない山形中央。経験豊富な3年生・189cmの若井優人が落ち着いたプレーでポイントを重ね、第1セットは山形中央が取った。

山形城北も粘り強く食らいつく

第2セット、山形城北は山形中央に勝つため、磨いてきた「粘り」を発揮する。

山形城北・太田絢斗
山形城北・太田絢斗

常に山形中央にリードされる苦しい展開でも、粘り強く食らいつき同点に。そして逆転に成功した山形城北は、終盤、2年生エースの太田絢斗が力強くけん引した。第2セットは山形城北が奪い返した。

「先輩たちの成績を越したい」

第3セットは山形中央が取って迎えた第4セット。中盤1点差の拮抗(きっこう)した展開となったが、終盤にかけ光を放ったのは経験豊富な山形中央の3年生の力だった。粘る山形城北を振り切り、山形中央が3連覇を達成した。

山形中央・笹金蒼也選手:
3年生が最後決めないといけない場面でしっかり決め切れたところが勝因。去年(2022年)の先輩たちの成績を越して、全国ベスト8以上になれるように、もう一回全国に向けてチームを作り直していきたい

全国大会は2024年1月4日、東京体育館で開幕する。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
さくらんぼテレビ

山形の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。