悲願のB1昇格を果たした「佐賀バルーナーズ」。新たな舞台での戦いが始まったのは選手だけではない。チームを盛り上げるチアリーダー「バルヴィーナス」も“勝利の女神”を目指してダンスの猛特訓を続けている。

“B3時代”からチームをサポート

悲願のB1昇格を果たしたバルーナーズ。チームがまだB3だった頃から会場を盛り上げ、選手を支え続けた十数人の女の子たちが、バルーナーズのチアリーダー「バルヴィーナス」だ。

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昨シーズンのプレーオフから約2カ月がたった2023年7月、佐賀市のダンススタジオには厳しい書類審査を通過した女の子たちが集まっていた。今シーズンのメンバーを決めるオーディションだ。

候補者は「初めて見に行った時にバルヴィーナスにすごく圧倒された。すぐにやりたい、やらなくちゃ、と思った」「佐賀バルーナーズを盛り上げたい」などと意気込む。

“厳しい審査”でメンバー選抜

ダンスの基礎スキルだけではなく責任感や協調性も重視されるバルヴィーナスの審査。ディレクターを務めるEmilyさんも真剣なまなざしでメンバーを選抜する。

昨シーズンのリーダー・YULINAさん
昨シーズンのリーダー・YULINAさん

YULINAさん:
5年目として背中で語れるようなチアリーダーになりたいと思って頑張ります

審査の対象は、初期からのメンバーで昨シーズンのリーダー・YULINAさんも例外ではない。

YULINAさん:
不安とドキドキとプレッシャーも感じている。佐賀県を盛り上げる、人を笑顔にするというのを1シーズン目からずっと自分の胸に掲げているので、頑張ります

1週間後、合格の通知を受けた13人のメンバーが集まった。

LINOさん:
うれしくて言葉が出なかった

HINATAさん:
頑張りたい。まずはそれだけ

“勝利の女神”目指して猛特訓

開幕まで約3カ月。この日から猛特訓が始まった。

Emilyさん:
きょう1曲振り付けするんだけど、その前にダンスの振り付けに入れようと思っている技をしていきたいと思います

ダンス経験者が多いといっても、そのジャンルはバラバラ。練習に苦戦するメンバーもいた。

そして9月中旬、SAGAアリーナでのプレシーズンマッチ。バルヴィーナスは新しいダンスを披露した。息ぴったりのダンス。集まったファンも巻き込んだ応援で選手の背中を押す。

「勝利の女神を目指して…」その思いを胸に、チアリーダーの“戦い”も始まった。

YULINAさん:
たくさんの方と会場で応援できるのを心から楽しみにしています。皆さんの手拍子や声出し応援が選手のみんなの後押しになると思うので、一緒に佐賀バルーナーズを応援しましょう!

(サガテレビ)

サガテレビ
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