山形大学農学部の元客員教授の男性が、だだちゃ豆を基に約20年をかけて開発した「茶豆の新品種」を発表した。開発した男性は農家や園芸を趣味とする人に広く栽培してほしいと話す。
約20年をかけて茶豆新品種を開発
9月20日に発表されたのは「赤澤2号」「赤澤3号」と名付けられた2種類の茶豆で、山形大学農学部の元客員教授・赤澤經也さん(79)が、約20年をかけて開発した。

2000年に種をまいただだちゃ豆の「白山」から、赤澤さんが自然交雑した珍しい株を見つけ開発が始まり、その後収穫期が遅い突然変異株をえりすぐるなどして育成したという。
赤澤2号は甘みが強く、赤澤3号はさやぞろいが良い上、9月中旬という遅い時期に収穫できるのが特徴。赤澤さんは、農家や園芸を趣味とする人に広く栽培してほしいと話している。

赤澤2号が白山より勝っている部分を聞くと、赤澤さんは「甘みがある。良い豆ができたなと思う」と笑顔を見せた。

山形大学では今後、この豆を使った加工品開発や成分分析を行う予定。赤澤さんは「品種や商標の登録」はしておらず、種子を希望する人は自身のメールアドレスまで連絡してほしいとしている。
(さくらんぼテレビ)