4年前から66頭の牛を襲った北海道のヒグマ「OSO18」が、駆除されていたことが22日の会見でわかった。

7月30日、釧路町でハンターがOSO18を駆除した。

OSO18は痩せていて、手脚に皮膚病を患っていたということだ。

巨大ヒグマ“OSO18”を駆除

立ち上がって、背中を木にこすりつける黒い影。

北海道のヒグマ、OSO18だ。

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OSO18が4年前から襲った牛は、66頭。

警戒心が強く、わなにもかからないことから、“忍者グマ”と恐れられていた。

ところが22日、OSO18が駆除されていたことがわかった。

釧路市で、22日午後3時に行われた釧路総合振興局の会見。

「釧路町内で捕獲されたヒグマについて、『OSO18』と呼ばれるものと確認した」と発表された。

釧路市によると、7月30日午前5時ごろ、釧路町でハンターが1頭のヒグマを駆除した。

ヒグマの体長は2m10cm。その後、体の毛をDNA鑑定したところ、OSO18と特定された。

前脚の幅は20cmだった

名前の由来となった、18cmとみられる脚の幅は、実際にはどれくらいだったのだろうか。

釧路総合振興局の会見では、「前脚の幅が20cm」と発表。

OSO18は痩せていて、手脚に皮膚病を患っていたということだ。

OSO18は4年もの間、人前に姿を現さなかった。

OSO18の被害を受けた酪農家は、駆除の知らせについてこう話した。

「意外とあっさり駆除されたので逆にびっくり。とりあえず良かった。生きてる牛を襲うようなクマが、これから出ないことを願うしかない」

北海道では2023年の春、OSO18よりも大きいヒグマが出現していて、警戒が続いている。

(「イット!」 8月22日放送より)

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