大阪市浪速区のホテルで19歳の男性に硫酸を浴びせけがをさせた疑いで、犯行を計画した男が逮捕された。実行役に使われたのは“グリ下”によく行く少年だった。
19歳男性に“硫酸”かける 知人男を逮捕
13日、警察署に連行された阿部光平容疑者(31)。2023年4月、浪速区のホテルで自身が経営していたバーの元従業員の男性(19)に硫酸を浴びせ、けがをさせたなどの疑いで逮捕された。
男性は顔や腹に重いやけどを負う重傷だ。
この事件では、すでに実行犯の少年2人と、少年2人に犯行を指示した若林賢太郎被告(42)が逮捕されている。
逮捕された男は「実行役」を“グリ下”でスカウトか…
阿部容疑者は、若林被告に犯行を持ちかけた首謀者とみられている。
阿部容疑者は、若林被告を通じて少年らに50万円の報酬を支払い、少年らは当日、被害者に睡眠薬を飲ませて犯行に及んだという。
少年の1人がよく行っていたのが大阪ミナミの「グリ下」と呼ばれるエリア。生きづらさを抱える若者が多く集まる場所だ。
関係者によると、少年は「グリ下」に集まるなかで、今回の犯行に加担することになったとみられる。
調べに対し阿部容疑者は「若林（被告）と少年が勝手にやったことです」と容疑を否認している。
（関西テレビ「newsランナー」7月13日放送）
