インドネシアで開かれている、ASEAN=東南アジア諸国連合の関連会合で、ロシアと中国が加盟国との友好をアピールした。

ASEAN関連の外相会合に出席したロシアのラブロフ外相は、ウクライナ侵攻をめぐり西側諸国との対立が深まる中、ASEANとの関係維持を強調し、会議後には記者団に歩み寄り、写真撮影に応じる一幕もあった。
一方、中国外交トップの王毅政治局委員は、海洋進出でフィリピンなどと領有権を争っている南シナ海の問題をめぐり、加盟国が求めている紛争を防ぐためのルール「行動規範」の策定について、「早期締結に向けて建設的な役割を果たしたい」と述べ、友好関係を強調した。
会場では、王毅氏とラブロフ氏の会談が行われたほか、日本時間の13日夜には、アメリカのブリンケン国務長官と王毅氏の会談も行われる見通し。