アメリカのトランプ大統領は4日、大型減税など、大統領選で掲げた公約を盛り込んだ法案に署名し、法律が成立しました。
トランプ大統領:
私たちは、1つの法案に全てをまとめた。前例のない、史上最大の法案だ。
法律は、トランプ大統領が1次政権の時に導入した所得減税の恒久化をはじめ飲食店の従業員らが受け取るチップへの課税廃止、移民の強制送還の強化など大統領選で掲げた主要な公約が盛り込まれています。
企業や富裕層が恩恵を受ける一方、今後10年間で3兆3000億ドル日本円でおよそ480兆円の財政赤字が拡大するとの試算もあります。
アメリカメディアは来年の中間選挙を見据えたトランプ氏と共和党の「大きな勝利」と伝えていますが法律への批判を強める実業家のイーロン・マスク氏が新党のアメリカ党の構想を問う投票をSNSで開始するなど、第3極を模索する動きにもつながっています。