アメリカが提案した、イスラエルとパレスチナ自治区ガザの停戦案についてイスラム組織ハマスは4日、前向きだとの回答をしたうえで、直ちに交渉に入る準備があるとの声明を発表しました。

アメリカが提案した停戦案は60日間の停戦期間中、10人の人質と18人の遺体を段階的に解放・返還するというもので、ハマスは4日、前向きだとの回答を仲介役にしたうえで直ちに交渉に入る準備があるとの声明を発表しました。

一方でハマスは停戦案の修正も要求しています。

イスラエルメディアによりますと、アメリカが主導する財団を通じての人道支援を廃止し、物資の搬入体制を見直すことや、イスラエル軍が1月の停戦で合意した場所まで撤退すること、60日間の停戦終了後も、恒久的な停戦に向けた交渉を続け、戦闘が再開されないことを仲介役が保証するよう求めています。

イスラエル側は5日、ハマスの回答への対応を協議する見通しで、双方が停戦に向けた交渉を再開するかが焦点となります。

パレスチナメディアはイスラエル軍が5日、ガザ地区北部と南部で空爆を行っていると伝えていて犠牲者は増え続けています。

フジテレビ
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国際取材部
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