NATO=北大西洋条約機構の首脳会議が、日本時間きょう夜からリトアニアで開かれる。
日本からは岸田首相も出席する。

記者リポート:
ビリニュスの市内には至る所にNATOやウクライナの旗が掲げられていて、結束が表されています

NATOは2日間にわたる首脳会議で、ウクライナへの長期的な安全保障や、将来の加盟に向けてどのように明確な道筋を示すのかを話し合うことにしている。
12日には、ウクライナ理事会の初会合が予定されていて、ゼレンスキー大統領も出席する見込みだ。

また、NATOはロシアと距離が近い東ヨーロッパの防衛強化のため、地域防衛計画の策定に取り組むほか、日本を含めたインド太平洋地域との連携強化も図る。
首脳会議に先立ち、10日にはスウェーデンの加盟をめぐり、難色を示していたトルコが国内での承認手続きを進めることで合意した。
このことについて、アメリカのバイデン大統領は10日、「歓迎する」との声明を発表した。
また、「スウェーデンを32番目のNATO同盟国として迎えることを楽しみにしている」として、早期の加盟への期待も示された。
一方でバイデン大統領は、トルコとの間で防衛力の強化などで連携を強化していく考えも示した。