夏の高校野球・熊本大会、注目のチームを紹介する。第1シード・文徳高校は2022年秋と2023年春の熊本大会で準優勝と、安定した成績を残している。

昨年夏ノーヒットノーランのエース森平

文徳高校・安武東洋主将(3年):
最後の大会となって、自分も含め楽しみな気持ちでいっぱいです

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今大会の文徳高校のテーマは「守りの野球」だ。全体練習では、シートノックに時間を割き、1人が複数のポジションを守るなど守備面の強化を図ってきた。

その中心にいるのが、2年夏にノーヒットノーランを達成したエース・森平哲平投手(3年 湖東中・軟式)。夏の高校野球・熊本大会では、11年ぶり12人目の記録だ。
春の大会はけがのため、一時戦列を離れたが、現在は体調も回復。しっかりと夏に照準を合わせている。
取材の日は、変化球を交えてバッティング練習に登板するなど最終調整に余念がない。

また、ブルペンでは、森平投手に続くサウスポー2人が迫力のある投球を披露。

3年生の栃原銀河(栃は木へんに萬)、2年生の福山喬哉と腕の出どころが違うリリーバー2枚が、順調な仕上がりを見せている。

東海大星翔へのリベンジに燃える主将

ーーライバルチームを挙げるとすると?

文徳高校・安武東洋主将(3年):
そうですね、東海大星翔だと思います。秋の(熊本大会)決勝は8対0と大差で負けているので、ひと冬越えて次当たった時には絶対負けたくないという気持ちがあるので。東海大星翔がやっぱりライバル的な存在です

東海大星翔へのリベンジに燃えるキャプテンの安武東洋選手は、3番に座る。柔らかいリストを生かして広角に鋭い打球を打てるのが強みだ。

4番の辻崎大成選手も右打席から力強い打球を連発。県内屈指の長打力を誇り、打線を支える。

「まずは目の前の試合を大事に」

文徳高校・安武東洋主将(3年):
もちろん甲子園出場というのは目標なんですけど、まずは目の前の試合、1戦1戦を大事にして、悔いのない大会にしたいと思っています

実に26年ぶりとなる夏の甲子園を目指す文徳ナインの初戦は、7月12日の第1試合。県営八代野球場で人吉 - 水俣の勝者と対戦する。

(テレビ熊本)

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