「結婚したいのにできない」そんな人の“後押し”をしようと、東京都が婚活イベントを開催した。

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結婚について前向きに考えるきっかけを作ろうと、2022年から始まった「TOKYO結婚おうえんフェスタ」。2日、最高気温31.7℃の厳しい暑さの中、会場には大勢の参加者が集まった。

これまでも結婚や出会いに関する情報提供など支援を行ってきた小池都知事は、「東京都は実はけっこう世話焼きなんです。おうえんフェスタで結婚とか子育てなど希望しておられる方や、その希望がまだかなえられていないという方々に、ちょっと後押しをする」と説明した。

無料体験コーナーで“婚活対策”

目玉は、様々な無料体験コーナー。肩幅や体型など骨格に合わせたファッションについてアドバイスが受けられるブースや、マッチングアプリに載せるプロフィールの上手な書き方指導など、今すぐ使えるノウハウが盛りだくさんだ。

また、婚活には欠かせないプロフィール写真を、プロの指導のもと撮影することができるコーナーもあった。

プロフィール写真撮影を記者が体験
プロフィール写真撮影を記者が体験

結婚を願って訪れた人たちからは、「ちゃんとした婚活ができるように勉強したいなと思って参加した。私にとっては初めてのことが多くて参考になった」(30代女性)「(婚活に)動いていたが、ずっとうまくいかなくて落ち込んでいた。これをきっかけにもう少し前向きに動ければ良い」(30代男性)といった声が聞かれた。

都の50歳未婚率 男女ともに「全国最高」

もうすぐ七夕ということで、会場に飾られた短冊には「いつか結婚できますように」「息子が結婚できますように」などと、それぞれの想いが綴られていた。

東京都がこうした婚活支援に力を入れるのは、50歳男性の未婚の割合が32%と、実に3人に1人に達し、女性も23%を超えるなど、未婚率がどちらも全国最高になっているからだ。

都の担当者は、「なかなか結婚の数が増えないという実際の数字が出ていますし、東京都としても一歩踏み込んで、皆さんを応援して行きたいと考えております」と話す。

東京都では今後も、マッチングアプリの提供やWEBによる婚活相談など、支援を続けていくという。

(「イット!」7月2日放送より)