フードをかぶり、うつむいたまま警察車両に乗り込む女。
幼いわが子に暴行を加え死亡させたとして逮捕・送検された、中林りゑこ容疑者(42)だ。

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中林容疑者は5月22日ごろ、自宅で娘のほのかちゃん(4)をテーブルの上から床に転倒させ、死亡させた傷害致死の疑いが持たれている。

ほのかちゃんの容態が急変したのは、転倒した3日後の5月25日。
その後の調べで中林容疑者が消防に通報した際に、次のような説明をしていたことがわかった。

中林容疑者の119番通報:
子どもが食べ物をのどに詰まらせた。除去したが呼吸が弱い。


しかし、司法解剖の結果、ほのかちゃんの口から食べ物を吐き出させたような痕跡は見られなかったという。

ほのかちゃんは2019年6月に「母親による養育が難しい」という判断で、児童相談所が保護。2021年3月に中林容疑者の元に戻っていたという。

その1年後となる2022年2月、保育園から「ほのかちゃんの両頬と両耳にあざがある」と虐待の通告が届いたことから、児童相談所は2人と面談し、“定期的な見守り”を行う判断をしていた。

しかし、5カ月後の2022年7月からほのかちゃんは保育園に通わなくなり、2023月5月15日に“定期的な見守り”が行われたわずか11日後、病院からほのかちゃんが死亡したと連絡があったという。

警察は中林容疑者に日常的な虐待があったのか調べを進めている。

(「イット!」6月30日放送分より)