「人としてありえない…」。市民がそう憤る“事件”がJR福井駅周辺で発生した。交流施設を彩るかれんな花々は踏みつぶされ、レンタル用の自転車が無残にも変形させられたのだ。2024年春に新幹線の開業を控え、官民あげておもてなしの準備を進める中での犯行に、関係者は大きなショックを受けている。
花が倒され土がむき出しの状態に…
男子高校生：
踏まれて荒らされているような…。ありえないですね、人として
女性：
せっかくきれいに植えられているのに…。さみしいです
近くを歩く人たちは、無残な光景を見て落胆の声をもらした。
大久保直輝記者：
福井駅前に並んでいるレンタサイクルと、奥にあるプランターが壊される被害に遭いました。プランターの中を見ると、花が踏みつぶされたような状態になっています
被害を受けたのは、福井駅前のにぎわい交流施設「ハピテラス」近くにあるプランター3個とレンタサイクル6台。
プランターは福井市の第三セクター「まちづくり福井」が管理している。大切に手入れを続けてきたベゴニアが無残に倒され、土がむき出しの状態になっていた。人が踏んだような痕跡がある。
福井市などによると、6月18日午前6時ごろ、巡回していた警備員が踏み荒らされたプランターと、倒れた状態のレンタル用の自転車を発見した。自転車は10台中6台が後輪の泥よけを変形させられるといった被害に遭った。
自転車を管理する委託業者：
押し倒したあとに、何かぐっと踏みつけるような、人為的な力が加わったのではないかと。楽しく使っていただきたいと運営しているので、残念です…
福井市は警察に被害届を提出する予定だ。
（福井テレビ）
