旦那さん直伝の芸を披露する豆柴の姿に、多くの人が胸をほっこりさせている。
飼い主さん(@umesukemama)が「父ちゃんが教えた謎の芸」というタイトルと共にInstagramへ投稿したのは、机を前にして座る飼い主さんの旦那さん、こと「父ちゃん」と、その横に伏せた状態で待っている豆柴の梅助くん(3歳・男の子)の姿から始まる。

「ズボッ」というかけ声と共に、父ちゃんは腰に手を当てて、腕で脇の下に三角形の隙間を作る。すると、すかさず梅助くんが隙間に頭を入れてきたのだ。
狭い脇の下の隙間からひょっこり頭だけを出し、おとなしく待っている梅助くんの姿はとても可愛らしい。飼い主さんたちも思わずといった様子で笑っている。

父ちゃんは上手に芸を披露した梅助くんにご褒美のおやつをプレゼントしていた。梅助くんは頭を入れたままモグモグ。狭い隙間だが苦しくはなさそうだ。

そして、「もう1回」という飼い主さんに応え、再び芸を披露してくれることに。今度は「お座り」という指示からスタート。きっちり父ちゃんの横に座り、「伏せ」にも従う。

そして、「ズボッ」の声にすぐに体を起こし、スルリと隙間に頭を入れていた。梅助くんは真剣に芸を披露しているのだが、ひょっこり顔を出してくるかわいらしい姿には、飼い主さんたちと同様に思わず笑ってしまった人も多いことだろう。
Instagramでも「見た人が幸せになる、いいコマンドですね」「自慢気な父ちゃん含め全部が可愛い」「キレッキレの動き最高」といった称賛の声が多く寄せられている。投稿は動画再生数が53万回を超え、いいねが4万以上付く話題となっている(6月16日時点)。
「オヤツのためなら!」と1日で習得
梅助くんはしっかり狭い隙間に頭を入れることができていたが、どうやって覚えたのか?そして、他にはどういった芸ができるのだろうか?
飼い主さんに話を聞いてみた。
ーー「ズボッ」という技を教えたきっかけは?
ダイニングテーブルの椅子がソファータイプのため、私達の食事の際は梅助が隣にピッタリ陣取って座っています。私達が食事に夢中でかまってあげていない時、梅助が自ら、主人の腕の中に顔を出してアピールをしてきました。
その姿が可愛く、またやって欲しかったので、主人は腕に隙間を作り、オヤツで釣って顔を出させました。その際に主人が「ズボッ」と合図を出したのがキッカケです。

ーーどれくらいの期間で覚えた?
梅助は食べることが大好きなので、オヤツのためなら必死で芸を習得します。ズボっ!は1日で覚えました。
ーーちなみに、失敗することはない?
オヤツのクオリティーで、「ズボッ」の俊敏さに違いがあります。美味しいお肉の時は力強い「ズボッ」が見られますが、あんまり気ののらないオヤツだと、鼻先しか出てこなかったりします。
かわいくて公園マダムにも人気
ーー芸を披露する様子を見てどう思っている?
可愛くて何回見ても笑ってしまいます。腕の隙間を小さくする事で、梅助が必死に顔をねじ込んでくるので、それがまた可愛いです。

ーーこの芸を教えた父ちゃんに対してはどう?
なかなか面白い芸だなぁと感心しています。「ズボッ!」ってネーミングも芸も唯一無二。しかも梅助の仕草が可愛いので、父ちゃんは得意げに公園で披露しています。また、梅助はオヤツさえあれば、誰の腕の中でも「ズボッ!」といきますので、公園マダムに人気です。
ーー投稿が話題となっているが、どう感じている?
とっても嬉しいです。可愛い、愛くるしい姿を皆さんに見ていただけること、幸せに思います。
顔を近づけてほしくて新芸「耳」を編み出す
ーー梅助くんについて教えて。
24時間食べ物の事を考えている食いしん坊です。公園のお友達ママさんからいただくオヤツも大好き!最前列で並び、いただけるのを待っています。しかしながら、意外とガツガツはしておらず、きちんと「待て」ができるいい子です(親バカ〜)。
手作りオヤツをフードドライヤーで私が作りますが、目の前にたくさんオヤツがあっても、私達の手で渡さないと食べません。また、犬用の素敵なお弁当やケーキも、小さく砕いて「いいよー」と言うまで食べません。

ーー父ちゃんとの仲はどう?
梅助と父ちゃんは仲良しです。元々、私達夫婦も梅助と同じで美味しい物を食べる事が大好きな夫婦ですが、この子を飼ってから、犬同伴可のレストランしか行かなくなりました。もちろん旅行も梅助なしでは行きません。NO梅助、NO LIFE。生活は犬中心です。
ーー芸を覚えるのは得意?
オヤツが欲しくて頑張りますが、覚えやすそうな芸でもできないものは全然できません。そんなところも可愛いです。

ーー他にはどういった芸ができる?
あご、お手、おかわり、タッチ、伏せ、お座り、待ては出来ます。
また、芸という芸ではないですが、「耳」と言うと、父ちゃんの耳の後ろをくんくんして、耳に挟んだオヤツをゲットします。
元々柴犬は洋犬と違い、飼い主さんにベタベタ甘えてきません。そんなツレない梅助に顔を近づけて欲しくて編み出した芸が「耳」。オヤジ臭のする耳をペロペロされ、めちゃくちゃ父ちゃんは喜んでいます。主に出社前のブルーな気持ちの時にやらせています。
梅助くんが覚えている芸は父ちゃんが教えているそう。次もまたクスッと笑える新芸を考えているとのことなので、次回作が楽しみだ。