6月7日の東海3県は高気圧に覆われ、最高気温が30度を超える真夏日となった所もあった。湿度が高い梅雨の時期に起きやすい、汗の量が減って体に熱がこもり体調を崩す「梅雨ダル」について、専門家に効果的な対処法を聞いた。

気圧の変動で自律神経が乱れがちになり頭痛等になることも…

暑さが戻った東海3県。7日は午前中から高気圧に覆われ、昼にかけてぐんぐんと気温が上昇し、岐阜で30.4度、三重県の桑名で30.8度など、真夏日となる所もあった。

最高気温29.3度を観測した名古屋で、街の人に聞いた。

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女性A:
結構照り返しがすごいですね。直射日光が割と痛いです

男性A:
歩いて会社に向かっている時とか、結構汗がシャツに引っ付くような感じで

男性B:
(家を)出てくる時は寒かったから。暑いよ。どこか座る所を探して脱ごうと思っている

名古屋の7日の最低気温は午前5時ごろに観測された16.9度で、1日の寒暖差が約12度もあり、街中では体調を崩しがちだという人の声も聞かれた。

女性B:
やっぱりだるいなというのは感じますね

寒暖差による体調不良について、愛知医科大学病院の佐藤純医師に聞いた。

愛知医科大学病院の佐藤純医師:
自律神経が気温の変化についていけなくなるというのがあるんですね。急に暑くなってしまいますと、体に熱がこもってしまうので

さらに佐藤医師は、この梅雨の時期特有の「梅雨ダル」という症状について指摘した。

愛知医科大学病院の佐藤純医師:
湿度が高いと、皮膚から蒸発する水分が減ってきてしまいます。そうすると汗をかけなくなるのと同じぐらい体の中に熱がたまってしまうので、非常に体が重く感じられるようになってきます

汗の量が減ることで身体に熱がこもるなどし、体調を崩してしまう「梅雨ダル」。その対策の1つがかき氷だ。名古屋市中区大須の「かき氷専門店 あんどりゅ。」には、7日も涼を求める客の姿があった。

女性客C:
今年(2023年)初です。ふわふわでした。外から来た時よりも涼しくなったのでよかったです

佐藤医師によると、かき氷は体温調節に慣れていない体を中から冷やすとともに、水分補給もできて一石二鳥だ。

愛知医科大学病院の佐藤純医師:
冷たいものを入れれば体の中から冷えてくるので、負担が減るっていうことなんですよ

この時期に店がオススメするのは「はちみつれもんヨーグルト」。

レモンとヨーグルトをあわせた自家製のシロップをかけ、ホイップの上にはちみつがかかっています。腸内環境を整えるというヨーグルトに加え、はちみつで栄養補給ができるという。

この時期特有の「梅雨ダル」で、他の症状に悩まされている人もいる。

女性D:
天気が崩れる前後はすぐに頭が痛くなっちゃいますね。台風の時も体調変わります

男性C:
気持ち悪くなるくらい頭が痛くなっちゃって。天気が曇りとか雨の日に、そういう症状が出ることが多いような気がします

佐藤医師によると、天気が悪いときは低気圧が接近して気圧が下がるため、自律神経のバランスが崩れ頭痛などにつながるという。

愛知医科大学病院の佐藤純医師:
体を動かすようなストレッチとか、簡単なスクワットとか、ぬるめのお風呂にゆっくり入って、お風呂の中で少し汗をかくということを毎日続けられるといいと思います。そういうことをすると自律神経が整ってくるので、そういうようなものを取り入れていくといいと思います

(東海テレビ)

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