北海道・函館市で3日、スルメイカが初水揚げされた。

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光に透ける体。今が旬のスルメイカが、元気よく泳いでいる。

北海道・函館市で3日、スルメイカが初水揚げされた。

競りでは、コロナが一息ついたことで、消費の拡大が期待される。高いもので1kg3800円と、前の年よりも1700円高い取引になっている。

取れたて、ピッチピチのイカだが、一体どんな声で鳴くのだろうか。

スルメイカが、「キュッ!キュッ!」と鳴いている。

煮てよし、焼いてよし、刺身でよしの函館名物。

燃料高と不漁で取扱量減少

だが、漁師からは悲鳴にも似た声が上がる。

漁師:
あまりエンジンかけない。(漁場まで)遠いから。燃料も2日から2円上がるというので。

長引く燃料高の影響で、燃料を節約するため、スピードを落として漁をしなければならない。

さらに、ここ数年続く不漁。2023年の初水揚げは約1tで、前の年より0.2t減少した。

2022年度の取扱量は過去3番目の少なさで、ここ10年で10分の1に減っている。

(「イット!」6月5日放送より)