国会内で開かれていた日本維新の会の役員会。その席上、執行部に対する“宗男節”がとどろいた。
「あなたの100倍以上国益を考えて」
日本維新の会・鈴木宗男参院議員：
私は…ここは幹事長にはっきり言いたい。国益はあなたの100倍以上私は考えててですね、政治家として動いてきたということ
鈴木宗男議員が非難していた相手は、宗男氏の隣で神妙な顔でうなずいていた藤田幹事長。
日本維新の会・鈴木宗男参院議員：
言葉の使い方というか、平場で言う時は考えてもらいたい
記者団のいる前で、藤田幹事長に“言葉の使い方を考えろ”と迫った宗男氏。
伏線となったのは、宗男氏が断念したロシア訪問計画をめぐる藤田幹事長の言動だった。
この訪問について、国会が了承していた一方で、藤田幹事長ら維新の会の執行部は慎重な姿勢を示していた。
そして、藤田氏は「宗男氏の訪露は国益に資するのか」との疑問を示していたのだ。
日本維新の会・藤田文武幹事長：
国益に資するか勘案して、慎重に検討することがよろしいのではないか
この時、記者団の面前で諌められた格好の宗男氏。
5月10日の役員会では、逆に幹事長に反撃した形だ。
日本維新の会・鈴木宗男参院議員：
私自身マスコミの皆さんと色々懇談しても、ひとりの個人名を挙げて批判したことは1回もありません。言うときは直接言うなり、こういう話があったよというのが私は常識だよと
このやりとりの後に記者会見に出席した藤田幹事長は、宗男氏とのその後について、発言のシーンを説明し理解を得たと説明した。
（「イット！」5月10日放送より）
