本州南岸に伸びる前線や低気圧の影響で、各地で2026年初めての激しい雨となった。
25日の東京都心でも午後4時までの総雨量が34mmと、2025年10月31日以来117日ぶりにまとまった雨となった。
パンチくんもほかのサルと雨宿り
午後2時ごろの東京・新宿駅前では雨が降り、駅の前には雨宿りする人が多く見られた。
傘もひっくり返る冷たい北風。
雨の影響で気温も急降下し、午後2時には9.1℃と、24日までのポカポカから一転、真冬の寒さとなった。
千葉・市川市の動植物園で大人気となっている子ザルのパンチくん。
25日は母親代わりのオランウータンのぬいぐるみは抱えておらず、ほかの猿たちと雨宿り。
また部屋の小窓にしがみついて、外の様子を見る姿などが見られた。
各地で待ち望んだ雨…茶畑も恵みの雨
“30年に一度”の雨が降らない天気が続いていた中、各地では待ち望んだ雨となった。
市内を流れる1級河川の安倍川で“瀬切れ”が発生するなど、記録的な雨の少なさとなっていた静岡市も、25日は本降りの雨に。
午前9時過ぎの静岡市内は、それまで霧のような小雨だったが、雨が大粒になって強くなってきていた。
雨は、傘や地面にパチパチと音を立てながら降り、時折強くなり、傘からしずくが垂れ落ちる様子も見られた。
静岡市では、午後3時40分までの12時間で53.5mmの雨を観測した。
まとまった雨に街の人からは…。
街の人:
(雨降って)うれしいですね。
ーーどんなところが一番うれしいですか?
やっぱりあれじゃないですか、水不足解消。

街の人:
足元悪くて、気持ちはちょっと盛り上がらないけれども、雨降って喜んでいる野菜たちもいると思うので、たまにはいいんじゃないかなと思います。
また富士市の茶畑でも恵みの雨が降り、雨のしずくが緑の茶葉を濡らしていた。
「お茶の秋山園」秋山勝英代表茶師:
ありがたいことです。もうこれがいわゆる本当に“干天の慈雨”ってやつですよ。ありがたいことです。全然色が変わってきましたね、葉っぱの色が。

茶葉が芽吹きを迎える時期にもかかわらず、今年は雨が少なく、まいた肥料が土に溶けず吸収されないことに悩まされてきたという。
「お茶の秋山園」秋山勝英代表茶師:
一度に降ってもらうよりはね、少しずつ降ってもらうのが一番いいんですけれども、それだけはね、お天道様と相談できませんのでね。
高知でも待望の雨
アスファルトをたたきつける大粒の激しい雨。
高知市も12月以来、久しぶりにまとまった雨となった。
激しい水しぶきを上げて走行する車の様子なども見られ、午後1時10分までの12時間で118.5mmの雨が降った。
南国市では、用水路から勢いよく水が川に流れ出す様子が見られ、待望の雨が畑にも降った。
また、深刻な水不足となっていた四万十市の佐田沈下橋は、2月中旬に撮影した時には、川底があらわになり、石も乾いた状態で、橋の下にかろうじて少しの水がたまっていたが、25日はその水たまりが雨が降ったことで倍以上の大きさになっていた。
雨が降った四万十川では、その様子を撮影する人の姿も見られた。
去年の10月31日以来117日ぶりにまとまった雨となった東京都心は26日の朝まで雨となりそうで、27日金曜日から28日土曜日にかけて気温が急上昇し、最高気温が4月中旬並みの20度に迫る春の暖かさが再び到来する見込みとなっている。
気温の変化による体調管理にも注意が必要となる。
(「イット!」2月25日放送より)
