冨田駐米大使は5月9日、NATO=北大西洋条約機構が東京都内に連絡事務所を開設する方向で検討を進めていることを明らかにした。
アメリカ・ワシントンで講演を行った冨田大使は、日本政府とNATOが連携強化に向けて議論を進めていると述べた上で、東京都内に連絡事務所を開設する準備を進めていると語った。
冨田駐米大使「(日本と)NATOとのパートナーシップをどのように強化するかという議論が行われている。私はその最終的な確認を聞いていないが、私たちは(連絡事務所の開設に受けて)その方向で取り組んでいる」
NATOとしては、ウクライナ侵攻を続けるロシアや、ロシア寄りの姿勢を示している中国に対抗するため、日本を含めたインド太平洋地域の連携を一層強化する狙いがあるとみらる。
(フジテレビ国際取材部)