ゴールデンウィーク終盤からの大雨の影響なのか。岡山・総社市と倉敷市の間を流れる高梁川にかかる川辺橋の橋脚の1つが傾き、全面通行止めとなっている。

通勤・通学で利用する橋に大きな亀裂が

全面通行止めとなっているのは、総社市清音と倉敷市真備町を結ぶ自転車・歩行者専用の川辺橋だ。路面には大きな亀裂が入り、橋脚も傾いていた。

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5月8日午前11時ごろ、住民から通報があり、県が調べたところ、橋脚の1本が上流方向に傾いていることが分かった。

全長約450メートルの川辺橋は1932年に完成し、通勤や通学などで住民に利用されている。

地元の人:
地元だけにショック。ちょうど橋脚が川の下にあるから、これを取り除くのもやりかえるのも相当時間がかかる

近くの橋は…ガードレールなく不安の声も

復旧のめどは立っておらず、県は、歩行者や自転車は近くの新川辺橋を利用してもらうよう誘導している。

地元の人:
毎朝(川辺橋を)利用しているが、(新川辺橋を渡るのは)ちょっと怖い。歩いて渡るしかないと思って歩いた

被害のあった川辺橋は、総社市清音と倉敷市真備町を結び、約100メートル北に自動車が通行できる新川辺橋がある。
県は、8日の週の間に新川辺橋の路面に線を引いて、歩行者と自転車が通行できる歩道部分を設ける予定となっている。

ただ、新川辺橋にはガードレールなどはない。通行した人からも「少し怖い」といった声が聞かれた。今後、少なくとも1カ月間は誘導員が配置されるということだが、安全に通行できるよう対応してもらいたい。

(岡山放送)

岡山放送
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