岩手・盛岡市内の中津川周辺にある店舗や施設をめぐる「もりおか中津川まち歩きスタンプラリー」が4年ぶりに開催された。岩手めんこいテレビ・西島芽アナウンサーが、風情ある街を訪ね歩き、盛岡の魅力を体感した。
赤レンガ館や南部鉄器の工房を巡って…
最初は19の店舗や施設からのスタートだったスタンプラリー。今は68店舗にも増えた。
スタンプラリーのルールは、最初に参加店でスタンプブックを購入する。
参加店舗に入ったらあいさつをして、店をチェックし、消しゴムはんこの「お店スタンプ」を集める。

スタンプブックに同封されている応募カードのスタンプを集めると、素敵な商品がもらえるチャンスがある。
早速、街を歩いていると、スタンプラリーをしている人に出会った。

岩手めんこいテレビ・西島芽アナウンサー:
スタンプラリーされていますか?
スタンプラリーをしていた人:
最初に、ござ九さんに行ってきました
岩手めんこいテレビ・西島芽アナウンサー:
どうして参加しようと?
スタンプラリーをしていた人:
毎年やっていまして、いろんなお店をまわってお話ができるのが楽しみです
最初は、盛岡のシンボル「赤レンガ館」に行ってみた。
赤レンガ館は、東京駅の設計者として知られる辰野金吾と、その教え子で盛岡出身の葛西萬司が設計し、1994年に国の重要文化財に指定された。

赤レンガ館の消しゴムはんこは、忠実に外観を再現していた。

タイムスリップしたような雰囲気が感じられる赤レンガ館では、創建された当時に思いをはせながら見学してみるのもいいかもしれない。
続いて、南部鉄器の工房へ。
紺屋町にある釜定は、1908年創業の115年続く老舗で、鉄瓶はもちろん、フィンランドでデザインの修行を積んだ3代目当主が手がける洋鍋も有名だ。

消しゴムはんこは、盛岡市上ノ橋町にある紙町銅板画工房の岩渕俊彦さんが一つ一つ手彫りで作っている。

参加店舗それぞれのデザインの違いを見ながら集めるのも楽しい。

「たくさん集めて」 楽しむポイントは
実行委員長を務める、「ござ九 森九商店」の森理彦さんにスタンプラリーをより楽しむポイントを聞いた。
ござ九 森九商店・森理彦さん:
いろんなスタンプがあるので、たくさん集めてもらいたい。スタンプラリーは今回で11回目。始めたきっかけ、そのルーツは、約40年前に「南部もりおか暖簾の会」主催のスタンプラリーで、その時のスタンプの図案を担当したのが美術家・染色家の福田隆さんだった。町中にも福田さんの作品は所々にあり、うちの店にもあるので、ぜひ(福田さんの作品を)探しながら街歩きしてほしい

「ござ九 森九商店」では、約40年前に使われていたスタンプも押せるので、スタンプラリーの歴史に触れてみるのもいい。

さらに、「プラザおでって」にある「盛岡てがみ館」では期間中、福田隆さんの染め絵や年賀状などが8月22日まで展示されていて、福田さんが手がけたスタンプのデザインも見られる。

また、「紺屋町番屋カフェ」は、1891年に消防番屋として建てられ、2022年にカフェとして生まれ変わった。店内には、2階の機織り工房で作った裂き織りや、県内の工芸作家が作った作品が並んでいる。

カフェスペースでは、西島芽アナウンサーが、自家製のパンと野菜を使ったホットドッグとコーヒーを注文した。

岩手めんこいテレビ・西島芽アナウンサー:
パンは、外側が本当に薄い皮でパリッとしていますが(中は)もっちもちです
いつもの街でたくさんの出会い
スタンプラリーをしていると、たくさんの出会いがあった。
街の人:
いつも通り過ぎるところ歩いて行って、いろんなお店を見つけられて楽しい。(子どもたちが)スタンプもらえて喜ぶので
街の人:
きょうの目標は、半分ぐらいスタンプを集めること

スタンプラリーに参加すると、街の人たちの楽しそうな生き生きとした表情がすごく印象的だった。盛岡の新しい魅力が発見できるスタンプラリーに参加してみてはいかがだろうか。
「もりおか中津川まち歩きスタンプラリー」は5月28日まで開催している。
(岩手めんこいテレビ)