各地に咲く美しい花の話題。山形・金山町では山里にひっそりと咲く「田屋の一本桜」が2023年も見ごろを迎え、水鏡に映る“逆さ桜”が多くの人をひきつけている。また、三川町では菜の花が見ごろを迎え、花畑にまるで黄色い絨毯(じゅうたん)のように咲き誇っている。

池の水鏡に映る“逆さ桜”

金山町のため池のほとりに1本だけ咲く、シダレザクラ「田屋の一本桜」。

この記事の画像(12枚)

ため池は約100年前、地元の人たちが農業用水として築いた。
地域の活性化につなげようと、堤防にはソメイヨシノとシダレサクラを10本ほど植えたが、雪の重みで折れたり枯れたりして、シダレザクラは1本だけ生き残った。

その後、住民たちの地道な保全活動によって守り継がれ、県の内外から多くの人が訪れる観光スポットになっている。4月20日すぎに開花し、いまは8分咲き。

地元住民:
きれい。コントラストが最高。水と緑と青い空と

ひきつけられる一番の理由が…。

地元住民:
湖に映る水鏡になった桜がとってもきれい

池の水鏡に映る“逆さ桜”。風がなく、波が立たない時間にしか見ることができない光景。

地元住民:
すごい素晴らしい。良いや~本当。見ごろ、ちょうどやんばい

守り継いで100年。金山町の「田屋の一本桜」。見ごろは5月6日・7日まで。

町の花「菜の花」満開

庄内地方の三川町では、菜の花が見ごろを迎えている。

三川町横山の「なの花温泉田田」脇の菜の花畑は、今、約6,300平方メートルの敷地がまるで黄色い絨毯(じゅうたん)のようだ。

菜の花は、江戸時代から食用や灯り取り用として町内で植えられ、親しまれてきたそうで、1978年には「町の花」に制定された。

菜の花畑は30年以上続く町の名所で、町内の農家が協力し、ゴールデンウィークに合わせて植え付けている。2023年は暖かい日が続いたため、例年より1週間ほど早く4月20日ごろには満開になった。

ーー菜の花どうですか?

見に来た人:
きれい。菜の花が咲いたと思って、見に来た

菜の花畑はこのゴールデンウィークいっぱいが見ごろで、5月6日には新型コロナの影響で中止が続いていた町の恒例イベント「菜の花まつり」が4年ぶりに開かれる。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
さくらんぼテレビ

山形の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。