5月14日(日)、大田区総合体育館でKICK BOXING WORLD CUP in JAPAN/TOKYOが開催される。

タイのムエタイに対抗すべく、昭和30年代に日本で始まったキックボクシング。

キックボクシングといえば、かつてアーネスト ホーストやピーター アーツ、武蔵の活躍でK-1が一世を風靡し、近年では那須川天心や武尊といったスター選手の活躍で盛り上がりを見せている。

そのキックボクシングは、2028年のロサンゼルス五輪での種目の採用を目指しており、ワールドカップ開催はキックボクシング界にとって大きな一歩となる。

大会に先立ち、4月26日(水)に行われた記者会見では、松浪健四郎実行委員長がワールドカップを開催するにあたり、「多くの子供たちがキックボクシングに取り組んでいて、ワールドカップを開催することで大きな夢や刺激を与えることができる」と語った。

K-1人気が高かったあの頃を思い出されるように

そして、この会見にはK-1レジェンドであり、大会の副実行委員長であるアーネスト ホーストと武蔵が登壇。

アーネスト ホースト
アーネスト ホースト
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ホーストも自身がキックボクシングを始めた経緯を話しながら「この大会が行われることによって、昔のK-1人気が高かった頃が思い出されるように。また、キックボクシングが認知されて、新しいファン拡大につながればいい」とコメント。

武蔵
武蔵

「プロを目指す若者、空手を一生懸命がんばっている子供たちが夢を持てるような大会を目指していきたい」とキックボクシングのメジャースポーツ化を熱望していた武蔵にとっては、待ちに待ったワールドカップ開催となる。

レジェンドの愛弟子も参戦し豪華ラインナップに

大会の副実行委員長であるホーストだが、自身の愛弟子であるブライアン ドゥエス(オランダ)が今回参戦。日系ブラジル人でプロボクサーとしての経験もあるジャイロ楠と対戦する。

その他にも、レイ セフォーの愛弟子や、ピーター アーツの息子と娘も参戦と、豪華ラインナップとなった。

吉成名高選手
吉成名高選手

日本からはムエタイで7個のタイトルを保持している次世代スター候補の吉成名高(よしなり なだか)も参戦予定。

会見に登壇した吉成は「(大会出場については調整中だが)いつでも完璧な状態を作れる。全力を尽くしてがんばりたい。このような大きな大会で今まで培ってきたムエタイの魅力を存分に発揮できるような試合をお見せしたい」と気合十分だ。

世界各国の選手たちが集うキックボクシングワールドカップから目が離せない。

なお、この大会はFODで生配信、地上波フジテレビで5月17日25:35~放送される。

【KICK BOXING WORLD CUP in JAPAN/TOKYO 対戦カード】
麻原将平vsリー コーベル(アメリカ)
泰良拓也vsジン フー(中国)
ジャイロ楠(ブラジル) vsブライアン ドゥエス(オランダ)
モンタナ アーツ(オランダ) vs MARIA
チャド コリンズ(オーストラリア) vsラーチャシン ペッティンディーアカデミー(タイ)
健太vsソッガオ ペッティンディーアカデミー(タイ)
福田海斗 vs デッチャイヤー ペッティンディーアカデミー(タイ)
小川翔vsチョ ギョンジェ(韓国)
山下力也vsネナド コージック(セルビア)
滝上正太vs MAMUTI(ブラジル)
竹内賢一vsユン ドクジェ(韓国)
小原俊之vs稲井良弥
(※吉成名高は現在調整中)

【オープニングファイト 対戦カード】
マルシアーノ アーツ(オランダ) vs 野中大地
中尾満 vs 櫻井祐斗
若月快 vs 雄飛