山形・長井市に、県立米沢特別支援学校西置賜校の新校舎が整備され、4月14日、落成式と入学式が行われた。知的障害がある中学生と高校生、計24人の学び舎となる。

校内はバリアフリーに

県立米沢特別支援学校では、これまで長井市の豊田小学校内に「長井校中学部」を、長井工業高校内に「西置賜校高等部」をそれぞれ設置していた。しかし、生徒数の増加にともない、教室数の不足が見込まれるとして、県は長井南中学校の敷地内に約9億8,000万円をかけ、中高併設の「西置賜校」を新たに整備した。

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平屋建ての校舎内には段差がなく、廊下に手すりをつけるなどバリアフリーとなっている。

14日は落成式と2023年度の入学式が行われ、中学部と高等部の新入生8人を含む全校生徒24人と、教職員などが出席した。

高等部3年で生徒会長の高橋悠真さんは、「きょうからは中学部の皆さんも一緒です。たくさんの仲間とともに、新しい西置賜校の歴史を築いていきたいです」と、新しい学びやが完成した喜びの言葉を述べていた。

今後、校舎の隣に体育館を整備する計画で、2023年度中に完成する予定となっている。

※高橋悠真さんの「高」はハシゴダカ

(さくらんぼテレビ)

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