けさ6時過ぎの東京・秋葉原には、早朝から長蛇の列が。別の場所でも、2つの通り沿いに100m近くの行列ができていました。

この記事の画像(18枚)

そのお目当ては、人気ゲーム「ポケットモンスター」のカードゲーム、「ポケモンカード」。

新商品発売に、500人以上が集まったのです。

行列は秋葉原だけにとどまらず、大阪や福岡でも。

なぜそこまで「ポケモンカード」に熱狂するのか、全国各地で起こった“ポケモンカードフィーバー”を追いました。

各地で長蛇の列 熱狂の“理由”とは?窃盗被害も…

発売日前日のきのう、午後11時過ぎという遅い時間にもかかわらず、大阪・梅田にはすでに長い行列ができていました。

撮影者によると、600人以上並んでいたといいます。

中にはイスを持参し、徹夜に備える人や、シートを敷き、寝転んでいる人の姿もありました。

福岡・博多でも、道路に座り込む長い行列が。思わず撮影者も、「えぇ~マジで?」と驚がくの声を上げます。

東京・秋葉原では、午後11時過ぎの時点で、店を取り囲むように300人以上の行列ができていました。中には、テントをたてている人まで…。

ポケモンカードとは、ゲームソフト「ポケットモンスター」シリーズの世界をテーマにした、ふたり用対戦型トレーディングカードゲームです。

大人から子供まで楽しく対戦できることから、世代を問わず人気を得ており、きのうも、ポケモンカード専門店「晴れる屋2」のプレイスペースでは、多くの人が対戦を楽しんでいました。

ポケモンカードが好きな人:
子供の頃ポケモンが好きで集めてただけなんですけど、社会人になってからの友達が、(ルールを)教えてくれて、また“はまってる”って感じです。

さらにゲーム内に登場する人気キャラクターがカード化されることから、ここ数年コレクター需要も高まっているといいます。

今回の新商品には、最新作の「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」に登場する人気キャラクター「ナンジャモ」のレアカードが封入されていることも、行列の要因に。

しかし、あまりの人気ぶりに一部では困った事態に発展しています。

コロナ禍の影響もあり、コレクターが増えたことで人気が高いカードの値段も上昇。
中には、過去に発売されたパックに入っていたレアカードが、コレクター価格で数十万円に跳ね上がったというものも。

それに伴い、ポケモンカードを狙った窃盗被害が相次いでいます。
12日にも、秋葉原の店で高額なカード数十枚が盗まれ、被害総額は最大で100万円相当にのぼるとみられています。

この熱狂は、どこまで過熱していくのでしょうか。

(めざまし8 4 月14日放送)