
世界的な人気作家、村上春樹さんの6年ぶりとなる長編小説が13日、発売された。

日付が変わるころ、新宿紀伊國屋(東京・新宿区)の前に集まる多くの人たち。

「3,2,1…」と声を合わせ、拍手する姿が。

13日午前0時の販売開始にあわせて、カウントダウンイベントが行われ、約70人のファンが集まったのだ。

村上さんの新作「街とその不確かな壁」は、「騎士団長殺し」以来、6年ぶりとなる長編小説。

ファンの男性(20代):
あと何作村上さんの長編を読めるかなんて誰もわからないので、大事に読みたいなと思います。
ファンの女性:
みんな、同じような気持ちで来ている方を見るのも楽しいですし。そういう雰囲気も楽しみにしています。

今回の新作は、村上さんの作品としては初めて、電子版も同時配信される。

村上さんは1980年にタイトルが酷似した作品「街と、その不確かな壁」を文芸誌に発表したが、書籍化はされていない。それ故に「幻の小説」とされているが、今回の新作との関連があるのか、ファンの間では注目を集めている。
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