4月から新年度がスタートし、入園や入学に向けて必要なものの1つが「制服」だ。保護者からの「制服の経済的負担が大きい」といった声を受け、子どもの成長に合わせて何度でもサイズを変更することができるサブスクを採用している幼稚園もあるようだ。性の多様性や経済的負担に配慮した様々な動きがみられる「最新の制服事情」を取材した。

性別を問わない標準服

ブレザータイプのジャケットに、スラックスとスカート、そしてハーフパンツも。こちらは、4月から大分市立の中学校で導入される制服の「標準服」だ。

性別を問わず、好きな組み合わせを選ぶことができる。

大分市立の中学校で導入される制服の標準服
大分市立の中学校で導入される制服の標準服
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反射材をつけるなど細かい工夫も施されているほか、夏服と冬服の区別がなくジャケットの有り無しで調整できる。

大分市教育委員会 学校教育課 中原陽子さん:
機能性の向上や多様性への配慮、保護者の経済的負担の軽減等を踏まえた形になっている。

市内多くの学校で共通の標準服に

これまで制服は学校によって異なっていたが、新年度から市内27校中、23校でこの標準服が導入される。

大分市教育委員会 学校教育課 中原陽子さん:
「これまで、兄弟、姉妹等の譲り受けというのはあったと思うが、市内全域なので今後はその学校に限らず市内全体で譲り受けたりすることができるのではないかと思う」

学校によって異なる制服
学校によって異なる制服

移行期間を設ける配慮も

標準服を取り入れる学校の1つ、稙田東中学校。

こちらでは現在の制服から新たな標準服への移行期間を5年間設けている。

稙田東中学校 工藤康志校長:
「今の生徒の弟や妹が学生服が家庭にあるので、保護者の経済的負担を考えると新しい標準服を買わなくても現行の学生服でもいいのではないかと。そこは家庭の判断に任せたいと思う」

標準服の導入について在校生は…。

稙田東中学校2年:
「今、スカートが動きにくかったり、冬だと寒かったりするのでズボンだとそういう点ではいいなと思う」

「自分らしさが出るというか、自分に合わせた服が選べると思うので選択肢が増えるのは良いと思う」

こうした標準服は大分市のほかにも中津市と国東市も新年度から導入する。

自分に合わせた服が選べる
自分に合わせた服が選べる

サブスクでサイズ変更に対応 出費は6割程度に

一方、日田市の幼稚園が4月から始めるのは…制服と体操服の「サブスク」! 

毎月500円で借りることができ、子どもの成長に合わせて何度でもサイズを変更することができる。

保護者などからの「制服の負担が大きい」といった声を受け、この制度を始めることにした。

三隈幼稚園 渕 健一園長:
「負担が非常に少なくて済む。年間6000円、3年間で1万8000円」

サブスクの対象は制服の上着とズボンにスカート、そして体操服の一部で、購入すると3万600円に。

サブスクを利用すれば6割程度に抑えられることになる。

園では卒園した園児から寄附された制服を修繕しながら再利用することにしていて、SDGsにも繋がると期待している。

SDGsにも繋がる制服の再利用
SDGsにも繋がる制服の再利用

サブスク対象拡大も検討

サブスクは保護者からも好評で今後、サブスクの対象を拡大していくことも検討しているそうだ。

三隈幼稚園 渕 健一園長:
「最終的には何年後になるか分からないが、色んな教材、教具についてもそういうのを貸し出しできるようになればいいなと思う」

ジェンダーレスに経済的負担の軽減など。時代とともに制服の在り方も変わりつつある。

保護者からも好評な制服と体操服の「サブスク」
保護者からも好評な制服と体操服の「サブスク」

(テレビ大分)

テレビ大分
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