石川県の生き物を紹介するいしかわ生き物図鑑。今回はいしかわ動物園のアイドル「レッサーパンダ」だ。愛くるしい姿が人気だが、観察してみると、おしりをこすりつける行動が。これはいったいどんな意味があるのか。飼育員に可愛いポイントなども聞いた。

実は元祖パンダのレッサーパンダ!おしりを使う理由は…

まるでぬいぐるみのようなふわふわの毛に、なんとも愛くるしい顔。いしかわ動物園の人気投票で2連覇中のレッサーパンダだ。

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実は”パンダ”と言えば昔はレッサーパンダの事を指していたそうだ。でも、その後、ジャイアントパンダが発見され「小さい」を意味する「レッサー」がついてレッサーパンダになったと言う。

そんなレッサーパンダ。石川県能美市にあるいしかわ動物園には今、5頭のレッサーパンダが暮らしている。

この日出勤していたのはマイペースで雪が大好きなハル(オス)9歳。

ちょっぴり怖がり屋さんなサン(メス)7歳。

食いしん坊のマリン(メス)8歳。

そしてマリンとサンのお母さんアヤメ(メス)11歳。

この日はお休みだったが最年少のヒナタ(オス)1歳。

レッサーパンダたちを観察していると気になる行動が…。

何やらおしりをスリスリ…おしりがかゆいのかな?

レッサーパンダ:
おしりをスリスリするのはかゆいんじゃなくてマーキング!「ここは私の場所よ」って他の子に教えているんだよ。

レッサーパンダのお尻には、においを出すところがあり、犬のおしっこと同じ様に自分の縄張りを記しているそうなのだ。

何をしていても全部かわいい!夏のバテる姿もかわいい?

午後1時、飼育員の卜部さんがやってきた。手に持っているのは…りんご!ご飯の時間だ。

両足で立って、りんごをキャッチ。

卜部さんの目線で見るとこの近さ!

レッサーパンダのかわいいポイントを聞いた。

レッサーパンダ担当 卜部倫昭専門員:
レッサーパンダは何をしていても全部かわいい。夏場はお昼寝ばっかりで、暑さに弱い動物なので寝ていることが多いんですけれど、その姿も可愛いと思うのでそういう姿を見にきてください。

動物園の人気者はきょうも皆に癒しを与えてくれている。

(石川テレビ)