内閣府が発表した1月の「景気動向指数」は、景気の現状を示す「一致指数」が96.1だった。前の月から3.0ポイント低下と大幅に悪化し、2カ月ぶりのマイナスに転じた。

世界経済の停滞で半導体関連機器の生産や、部品不足で自動車の生産が減っていることが大きな要因。また、中国の旧正月「春節」で、アジア向けの輸出が伸びなかった。

基調判断は2月、1年3カ月ぶりに下方修正された「足踏みを示している」に据え置いた。

数カ月先の景気を示す「先行指数」は3カ月連続で悪化。物価の落ち着きを受けて「消費者態度指数」は2カ月連続で改善を続けているものの、自動車や電子デバイスなどの出荷が減っている。

(フジテレビ経済部)

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