落語家でタレントの笑福亭笑瓶さんが、急性大動脈解離のため、22日午前、亡くなった。
66歳だった。

50代「世代でしたので、すごく寂しいですね。すごく笑わせてもらったので...」

70代「まだ若いでしょ? 寂しいですね、また芸人が1人、いい芸をしている人がいなくなったことだね」

20代「人生を通して笑顔を届けてくれた方なので、そういう方がいなくなってしまうのはショックが大きいです」

笑福亭笑瓶さんは、1980年に、大阪芸術大学を卒業後、笑福亭鶴瓶さんに弟子入りし、関西を拠点に活躍。

87年に東京に進出し、「ものまね王座決定戦」で披露した、サリーちゃんの友達よしこちゃんのものまねでブレーク。

お茶の間に笑いを届けた。

2023年の夏に公開される、台湾アカデミー賞最多受賞作、日本版リメーク映画にラジオ番組のDJとして、本人役での撮影を終えていた。

21日、自宅で倒れ、救急搬送された笑瓶さん。

急性大動脈解離と診断され、治療を受けていたが、22日午前、家族が見守る中、息を引き取ったという。

笑瓶さんは、2015年12月にも、千葉県内のゴルフ場で胸に痛みを訴え、救急搬送され、急性大動脈解離と診断された。

急性大動脈解離は、動脈の中で最も太い大動脈の内側の膜に亀裂が入り、その膜がはがれる疾患。

処置が遅れると、死に至る恐れのある病。

笑瓶さんは、前回の発症を機に大好きだったたばこもやめ、週に1〜2回行っていたゴルフの回数も減らしたという。

芸能界からは、突然の訃報に驚きと悲しみの声が上がっている。

松尾貴史さん(公式ツイッターより)「若いころからいろんな番組でお世話になりました。大阪芸術大学の先輩でもあり、酒席もよくご一緒しました。ひょうひょうと明るく、柔らかに周りを楽しませる達人」

長年、番組で共演してきた山口良一さんは、「笑瓶ちゃんは、たばこもやめましたし、そんなに夜、深酒するふうでもなかったので、特にどちらかというと健康オタクっぽいくらいになってた。(最後に会ったのは)先週木曜日16日、いつものように楽屋にあったお弁当なんかを食べたりして、収録臨んで、そのあとまた楽屋に残って、わいわいおしゃべりするんですけど、普通にやって、『また次回に』っていう感じで別れたので、だから、いまだにちょっと信じられない」と話した。

まだ66歳。
早すぎる別れとなった。