立憲民主党の泉代表は17日、日本維新の会の馬場代表を競馬を例に出して、「重馬場」と呼んだことについて、「悪口ではなくて、与党に対してどう向き合うかということを馬場の状態で説明した」と説明した。

立憲の泉代表は、10日の会見で衆院憲法審査会での審議をめぐり、「維新は自民党の誘いにすぐに乗ってしまう感じがする」と指摘。

競馬を例に出して、「良馬場(乾いて馬が走りやすい馬場)では与党が走りやすいだけだ」として「重馬場(雨などで水分を含み馬が走りにくい馬場)であってもらいたい」と注文を付けた。

この発言について、維新側から「人の名前をいじったらいけない。最低限のルールだ」などと反発の声があがっていた。

泉代表は17日、自身の発言について維新側に「説明も謝罪もしていない」とした上で、「『重馬場』というのは悪口ではなく、与党に対してどう向き合うかということを、馬場の状態で例えてみた話。悪口と捉えるものではない」と説明した。

さらに「馬場代表は、最近は激務で痩せていると伺った。大変な苦労をしていると思うし、私は体重に関係なく、重みがあるのはいいことだと思う」と独特の言い回しで気遣ってみせた。