18日に開幕するサッカー・J2。1年でのJ1復帰を目指す清水エスパルスで2022シーズンにルーキーながらチーム最多のJ1出場数とアシスト数を記録した山原怜音選手に、開幕への意気込みなどを聞いた。

チームは「すごくいい状態」

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―(生出演の14日から)開幕まではあと4日。いまの自身とチームの状況は?

山原 怜音 選手(以下 山原選手):
チームの始動からここまで個人としてはケガ無くコンディションもよくきていますし、チームとしてもいい雰囲気の中で練習やトレーニングマッチをできているので、すごくいい状態でここまでこれていると思います

試合出場が自信に

―山原選手は、2022シーズンはルーキーとは思えない成績を残している。チームトップタイのJ1に33試合出場し、アシストはチーム最多8を記録。

山原選手(当時 高2)
山原選手(当時 高2)

実は2017年のヤングサッカーフェスティバルでは、当時 高校2年生の山原選手が、静岡県ユース選抜の一員として、日本高校選抜と対戦していた。当時はボランチで出場し、ミドルシュートやピンポイントクロスで存在感を放っていた。当時のことは覚えている?

山原選手:
すごくよく覚えています。当時の日本高校選抜がすごく強かったです

―この頃から精度の高いキックは注目され、大学を経てルーキーイヤーながら8アシストの活躍。プロでも通用するという自信は?

山原選手:
自信はありましたけど、予想はできていませんでした。2022シーズンが始まって、どんどん自分の特長を出せるようになっていったので、シーズン途中からは自信をもってプレーもできていました

―シーズン中に何が良くなっていった?

山原選手:
クロスやシュートが自分の特長ですが、技術というよりいかに自信をもってプレーできるかだと思います。試合に出れば出るほど、その自信がついていったので、そのあたりが大きかったと思います

強いエスパルスを取り戻したい

―チームは残念ながらJ2降格となってしまったが山原選手は残留を決断。その決め手?

山原選手:
まずは2023シーズンも清水エスパルスのためにプレーしたいと強く思いました。2022シーズンは悔しい思いをファン・サポーターにもさせてしまった責任も感じています。もう一度、エスパルスに関わる全ての人といい景色を見たい、強いエスパルスを取り戻したいという気持ちが強かったので、決断しました

―2023シーズンは背番号を「29」から「2」に変更。その理由は?

山原選手:
大学時代に背番号2をつけていたこともありますし、一桁の番号を背負って強い覚悟でプレーしたいなという思いもありました

J1復帰へ「強い覚悟」

―いよいよ2月18日に開幕するJ2 。2023シーズンの決意は?

山原選手:
1年でJ1に戻るという目標があるので、チームとしてはJ1昇格、個人としては全試合に出場するというくらいの強い覚悟をもって、ゴール・アシストともに2022シーズンを上回る活躍をして、チームに貢献したい

エスパルスの開幕戦はホームに水戸ホーリーホックを迎えての一戦。熱い戦い、そして山原選手の活躍を期待したい。

(テレビ静岡)

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