酒を飲んだあとに新東名高速を車で運転し、路肩付近にいた男性をはねて死亡させた罪に問われた男について、静岡地裁沼津支部は拘禁刑3年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

道路交通法違反と過失運転致死の罪で判決を受けたのは長泉町に住む無職の男(40)で、2025年11月、酒を飲んだあとに車を運転し、新東名高速で路肩付近にいたトラック運転手の男性(当時55)をはねて死亡させました。

3月13日の判決公判で、地裁沼津支部の明日利佳 裁判官は、男について「翌朝に至るまで記憶がなくなるほど大量の飲酒をしたあと、帰宅するために運転行為に及んでおり、その意思決定は強い非難に値する」と指摘しました。

また、男の呼気からは1リットルあたり約0.35ミリグラムのアルコールが検出されていることから「高濃度のアルコールを保有する状態であったといえ、車を運転すること自体、危険性が高い」と述べ、走行していたのが高速道路だった点を指し「高速度で車両を被害者に衝突させた犯行態様は極めて危険」と断罪しています。

その上で「被害者の尊い生命が奪われるという取り返しのつかない重大な結果が生じている。突然声明を絶たれることになった無念さは言葉に尽くしがたい」とし、被害者に落ち度がなかったことも認めつつ、前科がないことや任意保険により適切な賠償が見込まれることなどを理由に、拘禁刑3年6カ月(求刑:拘禁刑5年)の実刑判決を言い渡しました。

テレビ静岡
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