山形・大石田町で、子どもたちが日本の伝統楽器「和琴」の演奏に挑戦した。先生を務めた地域の人たちにとっても、楽しい時間となったようだ。

伝統の楽器で初めての演奏にチャレンジ

奈良時代に日本に伝わったとされる和琴の授業は、子どもたちに伝統の音楽に親しんでもらおうと大石田南小学校で行われた。参加したのは5・6年生20人で、先生は地元で琴の演奏活動を行う「琴音サークル」のメンバー7人が務めた。

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授業では、琴音サークルの演奏を聴いたあと、ほとんどの子どもたちが初めてという演奏に挑戦した。先生に弦をはじく爪の角度や、姿勢・力加減を教わりながら練習すること約20分。子どもたちも演奏できるようになった。

最後は子どもたちだけで演奏会を行い、先生たちに練習の成果を披露した。

児童:
最初は難しいというイメージしかなかったけど、やってみたらすぐ覚えられた

児童:
緊張したけど音色も上手にできた

児童:
先生方が優しく教えてくれたのでできた。またやってみたい

コロナで3年ぶりに演奏披露 “練習の目標できた”

実は、先生を務めた「琴音サークル」の演奏の披露は、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりだったという。

琴音サークル・永登節子代表:
こういう機会を設けてもらい良かった。(以前は)会場を借りて演奏していたが、コロナで全くできていない。練習の目標ができてよかった

和琴の授業は、子どもたちにとってもサークルのメンバーにとっても有意義な時間となった。

(さくらんぼテレビ)

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