岸田総理大臣は、日銀の黒田総裁の後任となる次期総裁に、経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏を起用する方針を固めた。
この記事の画像(4枚)植田氏は、1998年から2005年まで日銀で審議委員をつとめ、景気が悪化する中でとられた「ゼロ金利政策」など日銀の金融政策に深くかかわった。
植田氏が次期総裁に就任した場合、今の黒田総裁の金融緩和路線をどう引き継いでいくかが焦点。
政府は、人事案を14日、国会に提示する見通しで、副総裁には前金融庁長官の氷見野良三氏と、日銀理事の内田眞一氏を起用する方針。