岸田総理大臣は、日銀の黒田総裁の後任となる次期総裁に、経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏を起用する方針を固めた。

経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏 「ゼロ金利政策」など日銀の金融政策に深くかかわった
経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏 「ゼロ金利政策」など日銀の金融政策に深くかかわった
この記事の画像(4枚)

植田氏は、1998年から2005年まで日銀で審議委員をつとめ、景気が悪化する中でとられた「ゼロ金利政策」など日銀の金融政策に深くかかわった。

黒田総裁の金融緩和路線をどう引き継いでいくかが焦点
黒田総裁の金融緩和路線をどう引き継いでいくかが焦点

植田氏が次期総裁に就任した場合、今の黒田総裁の金融緩和路線をどう引き継いでいくかが焦点。

副総裁には前金融庁長官の氷見野良三氏と、日銀理事の内田眞一氏を起用する方針
副総裁には前金融庁長官の氷見野良三氏と、日銀理事の内田眞一氏を起用する方針

政府は、人事案を14日、国会に提示する見通しで、副総裁には前金融庁長官の氷見野良三氏と、日銀理事の内田眞一氏を起用する方針。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。