名古屋の老舗和菓子店「両口屋是清」が始めた、自宅で本格的な和菓子を作る「オンライン教室」が注目を集めている。
現役の和菓子職人がオンラインで丁寧に講義
縁起の良い紅白の「きんとん」に、2023年の干支「卯」のまんじゅう。全て和菓子作り未経験の番組スタッフが作ったものだ。
オンラインの和菓子教室を主催しているのは、名古屋の老舗和菓子店「両口屋是清」。
両口屋是清の広報担当者：
新型コロナウイルスが蔓延しておりましたので、おうち時間を充実させていただきたいなと思いまして、始めさせていただきました
オンライン教室を記者が体験した。用意するのは、両口屋是清のあんこなど事前に届く材料のセットと、ボウルやスケールといった家庭にある調理器具だけ。
先生は和菓子職人歴18年、百貨店で提供する和菓子も作る古橋英則さん。生徒は40～50代を中心とした女性8人だ。
古橋英則さん：
全部まとめて入れてしまいますと、白玉粉がダマになってしまうことがございます
先生から声と映像で直接アドバイスが受けられ、カメラアングルにもこだわって、職人ならではの技をわかりやすく見せてくれる。
参加者A：
水ぶくれみたいな感じになってるんですが、これはどうしてですか？
古橋英則さん：
粉が固まってついているだけのような気がしますね
生徒からの質問も受け付け、双方向で進めていく。2時間かけて、2種の上生菓子が完成した。
参加者B：
先生にポイントを教えていただけるのがとてもありがたいです。出来上がりがすごくきれいなので喜んでいます
参加者C：
濾すのと植え付けるのが難しかったです。自分たちなりに満足です
両口屋是清の広報担当者：
和菓子は特別な日に召し上がっていただくものじゃなくて、日常的に和菓子を感じていただけたら
自宅にいながら本格的な和菓子が作れるオンライン和菓子教室。
料金は1カ月に1回の受講で、3カ月コースが1万1000円。ひと月だけの利用もでき、すでに400人近くが受講している。
（東海テレビ）
