阪神・淡路大震災から28年を迎えた。「いつも使っているもの」が「もしもの時」に役立つ。そんなアイテムを紹介する。

もしもの時に“袋類” 給水や洗濯に大活躍

暮らしに身近な防災情報を発信している、防災コンサルタントの黒木淳子さんに”もしも“の時に役立つ「アイテム」を聞く。

防災コンサルタント「Mamoruwa」代表・黒木淳子さん:
今回注目するのは、「いつも使うもの」です。まずは、スマートフォン。ライト機能は懐中電灯、アラーム機能は救助を呼ぶホイッスル代わりになります

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防災コンサルタント「Mamoruwa」代表・黒木淳子さん:
また、いつもの上着も、撥水防風加工だと、屋外で被災した時も使えます。もう一つ、ポケットがたくさんあると、いろいろ入ります。食べ物や携帯トイレ、ペットボトルなども収納できます

ポケットに防災グッズなどを入れることができる
ポケットに防災グッズなどを入れることができる

どの家にもある?「もしも」に役立つ優秀アイテムとは…。

防災コンサルタント「Mamoruwa」代表・黒木淳子さん:
袋類です。小袋は裏返して簡易手袋として使えます。耐熱性があれば、食材を入れて湯煎調理もできます

防災コンサルタント「Mamoruwa」代表・黒木淳子さん
防災コンサルタント「Mamoruwa」代表・黒木淳子さん

有馬理恵リポーター:
ジッパー付きの袋は?

防災コンサルタント「Mamoruwa」代表・黒木淳子さん:
洗濯です。少しの水と洗剤で洗濯できます

次は大きなポリ袋。ここで黒木さんが取り出したのは、リュック。

防災コンサルタント「Mamoruwa」代表・黒木淳子さん:
袋を入れると、バケツ代わりになります。非常時には給水所などで水を入れ、しっかり口を縛って背負って楽に運べます

有馬理恵リポーター(左)と防災コンサルタント「Mamoruwa」代表・黒木淳子さん
有馬理恵リポーター(左)と防災コンサルタント「Mamoruwa」代表・黒木淳子さん

災害時に役立つ“ラップの五段活用”とは

有馬理恵リポーター:
次は、ラップの五段活用です

1、食器に巻きつけると、水が使えない場面で、食器を洗わなくてすむため、重宝します。
2、けがをした時に、傷口に巻いて保護するなど、応急処置に使える。

3、防寒。首が絞まらない程度に巻くと首回りが暖かくなる。
4、ロープをつくることができる。ラップを適当な長さに切って細く丸め、3本作って3つ編みすれば、強度も上がる

ラップで防寒対策
ラップで防寒対策

ラップの五段活用、最後は…。

防災コンサルタント「Mamoruwa」代表・黒木淳子さん:
窓ガラスが割れた時などの補修にも使えます。また、マジックペンで書けば伝言板にもなります

みなさんも家の中でどういったものが災害時に役立つか、考える機会にしてはいかがだろうか。

(テレビ宮崎)

テレビ宮崎
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